2016年4月10日日曜日

宇久島への行き方


 4月30日、宇久島では史上初となる野外音楽祭UKUJAMが開催されます。

 楽しそう、行ってみたい!

 うん、そうですね。

 思えば島に来て二年、僕の友達や親戚は何度となく「宇久島行ってみたい」と言いました。ところが、みなさん、口先ばかりでなかなか来てくれません。

 なぜだろう、と考えてみると(人望)、自分も島勤務になる前は、一度も五島なんていったことがなかったな、と気づきました(人望)。それは、「船に乗って離島に行く」と一言でいっても、どうやって行けばいいのかわからなかったからです。(人望)

 だから、ひょっとして、船に乗って島に行くっていうのは普通に本土で暮らしている人たちからすれば、ハードルが高いのでは?(人望) と思い、今回文字ばっかの記事を書くことにしたのです。


 というわけで、今回は宇久島への行き方を紹介しますね!

 
 基本的に、行き方って説明ばっかりになって楽しくないので、今日はゲストの人と一緒に会話形式でやろうと思います。


 ゲストとしてきてくれたのは宇久島への行き方に精通したこの方

 ドSのS子さんです!


 (以下S→S子、M→管理人)


 S: 女王様とお呼び!

 M: いやー、早速Sっ気たっぷりですね。すみこさん

 S: 本名で呼ぶんじゃないわよ。Sっぽさがなくなるじゃない。さて、宇久島への行き方を知りたいのは、どこのどいつだぁい?


 M: あたいだよ! じゃあ、早速よろしくお願いします。

 S: オッケー、豚野郎。まず、出発地点はここ



 S: ドS駅よ!

 M: 佐世保駅ですね。

 S: そう、ド佐世保駅ね。

 M: ド佐世保ってなんですか…。ちなみに、佐世保駅にはどう行けばいいんですか?

 S: それくらい自分で調べなさい。この豚野郎!

 M: JR、もしくはMR、もしくはバスですね。

 S: やればできるじゃない。ご褒美にあたいが足で大豆を食べさせてあげるわ。

 M: ありがたき幸せ。ってかS子さん足チョー器用ですね。

 S: 昔っから足の指がすごく開くのが特技なの

 M: へえ、どうでもいいです。さて、佐世保駅から宇久島へ、どう行ったらいいんですか?

 S: とりあえず、佐世保駅に入るけど、こんなくだらない駅は素通りよ! 正面から駅舎に入ってでかい佐世保駒には目もくれず、そのまま裏に出なさい。そして即座に信号で足止めを食らうがいいわ!

 


 M: たまにこの信号で足止めを食らって船に遅れたりします。ちなみに信号って、スマホのカメラ越しに見るとずっと点滅してるんですよ。やってみてね。


 S: 信号を渡ったら右手に最近できたショッピングモール、佐世保五番街があるわ

   


 S: さて、豚野郎、五番街に行ったらまずマリーの家に行って、どんな暮らしをしているか見てきなさい!

 M: うわ、S子さん、古いですね。年齢がばれますよ。

 S: う、うるさいわね。今すぐ這いつくばりなさい。あなたの顔を踏みつけてやるわ。犬の糞のようにね!

 M: 犬の糞踏んだんですか?

 S: 今日来る途中で踏んだわ…

 M: ドンマイです。さて、この五番街は無印とかGUとかTSUTAYAとかが入ってて、僕も商店街まで行くのが面倒なのでよくここで買い物します。別館にエレナとか薬局とかも入っているから、船で食べるお弁当とか、船に自信がない方は酔い止めとかを買うといいです。


 S: 五番街なんて、私が好きなH&Mが入っていない時点で何の価値もないゴミ虫以下よ。

 M: S子さんH&Mがお好きなんですね。

 S: ドSなんだからHとMが好きなのは当然よ!

 M: そうですか……

 S: さて、ここまできたらもう桟橋はすぐそこよ。ちなみに宇久島に来る豚野郎どもに用意されてるのは鯨瀬桟橋という桟橋ね。

 M: あの、S子さん、宇久島に来てくださる人たちに豚野郎は失礼では…

 S: そうね、悪かったわね。このイベリコ豚野郎ども!

 M: あ、ちょっと高級感が増した。だからなんだと…

 S: 鯨瀬桟橋は五番街の前を左にずずずと行ったところにあるわ。

 

 S: 「すごい、ターミナルきれい!」と思った? 残念だったわね、3元豚野郎ども! これは宇久島へ行く船のターミナルではないわ!宇久島行きのフェリーターミナルはさらに先に行って左に曲がったとこにある

  これよ!


 


 
 M: うん…。新みなとターミナルは大島とか崎戸に行く船のターミナルなんですよね。こちらの鯨瀬ターミナル、古いですけど、結構広くて売店もあるし、二階はレストランになってるんですよ。

 S: この鯨瀬ターミナルの中でお前らは宇久平行きの切符を買うのよ。ちなみに高速船窓口とフェリー窓口は隣同士だけど、高速船窓口でフェリー切符を買おうとすると「フェリーは隣だよ! この豚野郎!」と罵られるから期待しとくことね。

 M: 罵られることはありませんよ。ちなみに島に定住する予定がある人以外は往復切符を買うほうが断然お得です。

 S: 高速船切符を往復で買って、帰りに高速船乗れずにフェリーに乗ることになって払い戻しができずに後悔するといいわ、この豚野郎!


 M: ここだけの話、宇久島では往復券の半券は期限内なら払い戻しがきくそうですよ。

 S: え? そうなの? 

 M: ちなみに行きがフェリー、帰りが高速船、とかいう買い方もできるので、どっちも乗ってみたい人はそういう買い方もいいかもですね。フェリー往復が4,200円、高速往復が7,200円、フェリーと高速だと5,700円です。

 S: ちなみに今回は高速船のほうを紹介するわ。高速船は事前予約制になっていて、九州商船のホームページからアカウントを作って予約することができるわ!せいぜい早めに予約して窓際の席を取ることね!

 M: 予約がなくても、席に空きがあれば乗れますけど、予約したほうが無難ですね。僕は両隣に人が来る席だとすごく酔うので…。フェリーなら予約はいりませんよ。

 S: 高速船の時間は朝が9時20分、夕方が4時10分だけど、最低15分前にはターミナルにいなさい。ぎりぎりになって駆け込んだらターミナルのお姉さんにこれでもかというほどぼろくそに罵られるわ。

 M: 罵られることはありませんよ。

 S: そして、お前らバークシャー野郎どもが乗る高速船が、こいつだよ!


 

 
 M: シークイーンですね。

 S: 海の女王様とお呼び!

 M: あ、言うと思いました。

 S: これに乗ってしまえばあとは1時間半から2時間グラングラン揺さぶられて宇久島に着くわ。時化の日に酔い止めを飲み忘れた人たちがトイレにこもって具合悪そうにしているのを見るのはホントに愉快だわ。

 M: 僕も凪の日はいいんですけど、時化た日は酔いますね。高速船で酔ったら、外にも出られないし、じゅうたん席が空いてなかったら横になることもできないし。地獄ですね。酔い止めを飲んでたらたいてい大丈夫です(薬飲むと僕はすぐ寝るから酔う暇もない)。

 S: フェリーの場合は大きいから高速船ほど揺れないわ。ただ、時間が3時間以上もかかるわ。まあ、お前らのためにかったい枕とうっすい毛布が用意されてるからありがたく寝ることね。フェリーのときは宇久乗船席と小値賀乗船席が分かれてるからちゃんと宇久のほうに乗りなさい。

 M: さて、後はもう勝手に船は宇久に向かうので、寝過ごさないように宇久平港で降りればいいだけですね。

 S: そういうことだ。着いてからのことはあたいは知らないからね!

 M: ターミナルからUKUJAMの会場となる大浜への行き方はまた後日書こうと思います。それではS子さん、今日はどうもありがとうございました。

 S: 満足かい? この、豚野郎!




 今回は佐世保からの行き方を紹介しましたが、博多からも直接宇久にフェリーが出てます。こちらは二年前にできた新船だから、すごく快適ですよ。

 そちらのほうも、また時間があれば書こうと思います。

 長文になりましたが、最後まで読んでくれた方ありがとうございます。宇久島でお待ちしていますね。

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